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五井野正博士動画2

YouTubeに掲載されている五井野正博士の動画をピックアップしていきます。

今回の動画は、チェルノブイリ事故から20年、2006年4月に故筑紫哲也さんのNEWS23で放映された動画です。

事故の核心部分である4号機の制御室にテレビカメラが入るにあたり、ガンに苦しむ子ども達の救済活動などでロシア側に評価された、ロシア芸術アカデミー名誉会員の五井野正氏の協力で実現したと紹介されています。

博士はわずかしか登場しませんが、昨年福島の原発事後が起きてしまった日本としては、この時にどうして原発推進を見直さなかったのか...いろいろと考えさせられる映像となっています。

まだご覧になっていない方は一度じっくりとご覧ください。


「チェルノブイリ事故から20年 vol.1 五井野正 博士」



取材 ビデオジャーナリスト 志佐隆司 氏

以下は書き起こした内容です。
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世界的な惨事から20年が経過。

①事故核心部から見えたもの

事故後のヘリからの映像
「あの煙突じゃないぞ」
「もっと高く!」
「この位置でキープ!」
「煙だ!煙だ!」

1986年4月26日午前1時過ぎ、今から20年前に起きた地上最悪と言われるチェルノブイリ原発事故。4号機で原子炉が爆発。大量の放射性物質が放出され、北半球全体に広がった。

事故後の復旧作業 映像
「当直に伝えろ!作業は早めに終えたと…」

大量の放射線を浴びながらの作業。

当時の事故を指揮した
旧ソ連陸軍元総司令官 ブァンレニコフ氏

「どうしたら爆発元を消火できるか誰も重要なことを知りませんでした。」
「私と働いた多くの人はあの発電所で死んでしまった」


原発事故の被災者はウクライナだけで250万人にのぼる。

チェルノブイリ事故から20年、当時の子どもたちは大人になった。しかし、彼らの間で今異変が起きているという。

ウクライナ国会議員(野党)ペトロフ氏

「女性が9ヶ月間 子どもをおなかに入れておくことができないのです」
「流産や早産の数が増えているのを感じます」


チェルノブイリは今どうなっているのか?
今回の取材で事故の核心部分、これまでほとんど公開されていなかった4号機の制御室にテレビカメラが入った。

取材はロシア芸術アカデミー名誉会員の五井野正氏の協力で実現した。

ガンに苦しむ子ども達の救済活動などロシア側に評価された人物だ。

チェルノブイリ原発の半径30km圏内は、今でも部外者の立ち入りが厳しく制限されている。

(放射線量)は東京の5倍

事故後30km圏内の住民は、全て待避させられた。しかし、当局によると今、328人が勝手に圏内に戻って生活しているという。

ウクライナ非常事態省 30キロ圏管理部長 セルゲイ氏

「圏内の放射線レベルが許容基準数値より少し高い。以前は基準値の100〜1000倍。今は5倍から10倍です」

どこまで取材が許されるのか、現地に行かないとわからない。ここでチェルノブイリ原発の署長に面会する許可がようやく下りた。

原発からおよそ5キロのまちプリピャチのゲート。チェルノブイリはすぐそこだ。

「撮影はダメ!怒られます」

チェルノブイリ原発が見えてきた。原発の目の前、ガイガーカウンターは十数キロ地点のおよそ5倍の数値を示した

これが事故を起こした4号機の今の姿だ。放射能漏れを防ぐため、コンクリートと鉄板で覆われた姿は、
石の棺”石棺”と呼ばれている。

鉄板の部分が錆び付き、あちこちにひび割れが目立つ。今でもここから放射能が漏れていると危惧する声があがる。

中には百数十トンもの大量の放射性物質が残されているのだ。

原子炉があった部分には入ることができないが、交渉の結果、事故の核心部分、4号機の制御室の取材許可が出た。

石棺の辺りのこの中に制御室がある。施設内では放射線量を測るガイガーカウンターの持ち込みは禁止された。

「3号炉は通り過ぎました。ほら、あちらです」

爆発した4号機。ここがその制御室だ。事故後ビニールで覆われていたコントロールパネルだが、今はむき出しになっている。

ただし、放射能を含んだチリがついている可能性があるため「パネルに触れると危険」だと言われた。

室内の放射性物質が、この管で吸い出されている。

放射線量は0.5…数ミリレントゲン 後ろの方はもっと高い。

制御室の壁の向こうは、今の大量の放射性物質が残る原子炉だ。

チェルノブイリ事故は何故起きたのか?

事故があった1986年、当時のソ連原子力委員会は、「運転員が考えられないいくつもの規則違反を重ねたためだった」と報告。責任の全てを現場の作業員に押しつけた

しかし、その6年後(1992年)原子力委員会IAEAは、「そもそも原子炉の設計に欠陥があり、それに人為的ミスが重なった」と結論づけた

事故の鍵を握るのがこのボタンだ(緊急停止ボタン)。AZ5という緊急停止ボタンが押されると、制御棒が一斉に挿入され、原子炉が停止するはずだった。

しかし、ボタンは押されたものの、原子炉は暴走の末爆発。結局、制御棒は奥まで差し込まれなかった

「指令によってスイッチが入り燃料棒に緊急防護が作用します」

4号機と同じ構造を持つ1号機の制御室。ここにもあの緊急停止ボタンがある。

ボタンを押したのに、なぜ原子炉が止まらなかったのか。

それにはボタンを押すのが遅かったという説がある。さらに、そもそも制御棒の設計に欠陥があり、ボタンを押したために事故が起きたとする説がある。

「ご静粛に!試験します」

AZ5の隣にあるこの緊急停止ボタンは、事故後に取り付けられた新型のものだ。

「AZ5は(緊急停止に)5秒。これは2倍早い2.5秒で作動します」

さらにその後、事故原因については、地震説も浮上した

事故処理を指揮した旧ソ連陸軍元総司令官 ヴァレン二コフ氏

「地震があったですって? そう聞いていますが。いいえないです。それは幻想です」

一方ウクライナの地質学の権威は、直接の原因でないとしながらも近くで地震があったことは確かだと断言した

ウクライナ科学アカデミー シェストバーロフ 地質学教授

「もっとも危険な揺れの1つは事故の10秒前に起きました。ちょうど原子炉の減速を始めるため制御棒を下ろそうとしていたところでした」

さらにチェルノブイリでは、そもそも原発の立地条件に問題があったという。

ウクライナ科学アカデミー シェストバーロフ 地質学教授

「我々が集めた地質学的地球物理学的資料から原発は2つの断層の交差地点に立っていることが分かりました。問題はこの断層が普通のものではなく、今もかなり活発なものなのです」

事故が起きたとき(1986年)に突貫工事作られ老朽化が進む石棺。地震が起きたら崩壊の恐れもあるという。その場合は再び放射能汚染が起きる可能性がある。

コルネーエフ石棺担当部長

「安全とが言えない状況。”石棺”を作る工法が古かった。最近の調査で”石棺”は部分的にもろくなっていることがわかったんです」

今、現地では国際的な支援を受け、石棺を包み込む新しいシェルターの建設計画が進んでいる。
しかし、実際に建設が始まるのは、早くて2010年。完成するのはさらに先のことだ。
それまでこの石棺は耐え続けることができるのだろうか。

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この映像を見て福島の原発事故にダブって見えてしまうのは私だけはないと思います。

ウクライナでは原発から半径30km圏内の人を待避させていますが、日本の場合、放射線量の高い地域でも多くの人がそのまま生活している状態です。

取材したスタッフをはじめ、博士自身も帰国後、体調不良になり、何度も鼻血が出て足が腫れたり、体がだるくなったりしたそうです。今はGOPでお元気ですが...4号炉手前では29マイクロシーベルトくらい放射線量で、4号炉に近づくだけで顔が日焼けのように赤くなり、取材後には全員が頭痛になったそうです。

チェルノブイリの場合は石棺で覆われていますが、福島原発は周りを覆うどころか未だにそのままの状態で、冷却するための汚染水も相当量が海に垂れ流されています。

福島原発3号機では昨年11月に放射線量が1300ミリシーベルトだったところが、今年の11月28日に放射線量を測定したところ、床表面付近で毎時最高4780ミリシーベルトまで線量が上がっているというニュースも流れてきました。まだまだ予断を許さない状態です。

もうすぐ選挙がありますが、慎重によく考えて投票いただきたいと思います。


関連記事

秋田の市民新聞「あおぽ」より
特集<チェルノブイリ事故から20年>

Vol.505 (2006.04.14) ①> チェルノブイリ今の姿は!!
Vol.506 (2006.04.21) ②> 世界に先駆けて4号炉(事故炉)取材に成功!!
Vol.507 (2006.04.28) ③> 4号炉(事故炉)内部撮影に成功!!(日本人初)
Vol.508 (2006.05.12) ④> チェルノブイリ原発事故の隠された重大な事実
Vol.510 (2006.05.26) ⑤> 広島・長崎の原爆症とチェルノブイリ事故の体内被ばくの関係


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テーマ : 「原発」は本当に必要なのか - ジャンル : 政治・経済

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