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富士山周辺に空き缶のプレス機設置を約束

7月1日は富士山の山開きですが、1974年当時は富士山の五合目に空き缶の埋め立てをしていたようです。

企業に対して空き缶運び込みの実力行使と粘り強い交渉をしたことで、富士山五合目、精進、西湖、山中湖の四ヶ所プレス機が設置されることになりました。その様子がマスコミで報道され、空き缶を買い取る業者がすぐに現れ、さらに空き缶問題が全国にクローズアップされることに。

現在のように空き缶を回収してリサイクルするようになったきっかけは、五井野正博士をはじめとするこの若者たちの運動であることに間違いありません。

もしこの運動がなければ、日本はゴミだらけのままであったかもしれません。

五井野正オフィシャルサイトより


<引用元 1974年8月30日 朝日新聞>

プレス機設置約束
空きカン処理でコカ・コーラ「実をとった」と若者


空きカン回収運動を進める若者たちが東京・渋谷四丁目の「日本コカ・コーラ」社に「自分たちが拾い集めた一万個を一個三円で買い取れ」と要求した”攻防戦”は29日、若者たちと、会社側との「熱い論争」となった。

会社側が山中湖畔などに空きカン処理のプレス機械を設置する約束をしたので、若者たちは空きカンを満載したトラックで同社に乗り込む「実力行使」はやめたが、買い取り問題での双方の意見は食い違ったまま。守る会社側も懸命だった。
若者たちのリーダー、山梨県富士吉田、無職 五井野正さん(23)と日本コカ・コーラの大崎直忠広報部長は午前九時半から二時間以上、同社で話し合った。

「ものを道に捨てると刑法で厳しく罰する国もある。それに自治体のゴミ回収、処理能力がシステム化され、強力にならなくてはだめなんだ。処理能力のないわれわれに持ってこられても、どうしようもない」と大崎部長。

「現在の自治体の処理能力には期待できない。東京都でさえ、プレス機械を完備するのに2年かかる、と私に回答した。それを待っていたら大変なことになる」と五井野さん。

マクロとミクロの視点の違い。理想と現実のギャップ・・・・・・。そのうち会社側が「きみたちの運動の趣旨そのものには全く賛成なのだ」と富士山五合目、精進、西湖、山中湖の四ヶ所にプレス機械を設置する約束をした。空きカン運び込みの実力行使にでると警察ざたになる予測もあって、若者たちも一応、その条件を受け入れた形で、国電渋谷駅に待機させていたトラックを会社に持ち込むことは中止した。

この朝、同社には騒ぎを知ったスクラップ業者から「鉄クズの値があがっているので引き取らせてほしい」という問い合わせが5件。若者たちの1.5トン車と業者の4トン車は午後1時すぎ渋谷区神南2丁目の国立屋内総合競技場前で合流、カンは業者に引き取られた。スクラップの末端価格から計算した結果、総額5千円だった。

一方、訪れた報道陣に大崎部長が、資料や映画を見せながら「外国で金を払って空きカンを引き取ってみたら、7%しか回収できなかった例があるんです。1個3円なんて、年間60億円もの費用です。いくらが適当なのか、われわれは5年も前から研究してるんですよ」と、ぶ然とした表情。

若者側は「名を捨て、実を取ったような感じで・・・・・・。これからどう運動を進めるか、しばらく休んで考えます。とにかく疲れた」と、さえない顔つきだった。

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