スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

空きカンで攻防戦、若者が企業に買い取り要求

1974年8月29日の朝日新聞の記事です。拾い集めた空き缶一万個をメーカーに持って行き買い取りの交渉をしますが、企業側は空き缶公害は消費者と行政の責任と突っぱねます。記事を読むと本当にドラマですね。この後どうなるのでしょう。

テレビではウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の番組を放映していましたが、五井野正博士は暴力を使わない実力行使です。

五井野正オフィシャルサイトより

空きカンで攻防戦
若者が企業に買い取り要求


若者 収益は美化運動に使う 「1つ3円で1万個」
企業 「心ない人々の仕業」買い取れとは・・・短絡的


道ばたに落ちている空きかんを、せっせと拾い集めた若者たちがいる。その若者たちが「会社はもうけるだけでなく、後始末もしろ」と企業の責任を問うことにした。

拾った中からコカ・コーラ、ファンタの空きかんなど一万個を選び、29日、東京・渋谷四丁目の「日本コカ・コーラ」にトラックで持ち込んで、買い取るよう要求するという。が、当の会社側は「ちょっと短絡的すぎやしませんかねェ」。空きかん回収を企業に義務づける自治体も現れた昨今、この攻防戦の結末は?

若者たちは山梨県富士吉田市上吉田の無職、五井野正さん(23)を中心とする「ウィッピー」という名のグループ。メンバーは十人前後だが、6月以来、新宿ー銀座など東京、川崎、富士五湖周辺で9回の「歩け歩いて回収運動」を行い、これまでに7万個を集めた。

そもそもは「富士五湖をきれいにしよう」というのが目的だった。今月1日の山中湖祭では空きかん3万個で「空きカン寺」をつくり、供養した。東京都、橫浜、川崎市にかんのプレスを頼んだり、湖の周囲にゴミ箱を置く、などの活動を細々と続けている。

高校卒業後、仏、独、北欧三国を回った五井野さんは、ストックホルムで、「市民の自然を守る運動」の強さ、確かさを実感した。それが、初め、恥ずかしがったりもした空きかん拾い運動の動機だった。

企業に持ち込むことにしたのは「消費者や自治体にも責任はある。しかしかん公害の最大のがんは、回収を考えない会社の無責任さだ」と、みんなが考えたためだ。富士吉田市内につくった「空きカン墓地」に保管している約3万個を3人で3日かかり、分別してみると、コカ・コーラ類が一番多い。五井野さんは今月22日、日本コカ・コーラを訪ね抗議文を手渡した。

同社で五井野さんが「ひとつ3円で買い取って欲しい」と要望した。3円という値は「汗を流した自分たちの●●からつけた。断じてまけられない。収益は美化運動に使う」と主張する。

むろん、会社側にも言い分がある。同社が5年前から全国に設置し続けたゴミ箱が3万を超える。企業が集まって独自の回収運動もしているという。

同社の大崎広報部長は「空きかん公害って、何なのでしょう。一部の心ない消費者が道路などに捨てるのをさすなら、その人たちにやめさせればいい。自治体の処理能力が追いつかず、他のゴミとまざって散乱しているなら、自治体の問題じゃないですか」「ひとつ3円だなんて・・・。短絡的というか、理解できない」という大崎部長は、問題の1万個をどう処理したものか考えあぐねている。

結論の出ぬまま、29日朝、五井野さんんと大崎部長が同社で面会する。話し合いの如何にかかわらず、空きかんを満載したトラックは午後1時、同社にやってくるはずだ。

740830asahi





↓いつも応援クリックありがとうございます。

人気ブログランキングへ


スポンサーサイト

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。