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富士五湖精進湖の環境汚染問題と五井野正博士

富士五湖の一つである今のきれいな精進湖からは信じられませんが、40年以上前はかなり環境汚染が進んでいて、湖が無酸素状態になり、放流したヘラブナが次々と死んで打ち上げられていたようです。


奇病にかかったり大量に死んでいたら普通汚染されていることがわかりそうなものですが、当時の日本はどこもこのような状態で、ほとんど対策もとられてなかったようです。他国のことをとやかく言える状態ではないですね。


五井野正博士は24歳の時に、この問題に取り組み、当時の環境庁を動かして湖のリン酸汚染問題クローズアップさせていきました。


24歳でこの行動力は本当に素晴らしいですね。


日本がきれいな国と言われるのも五井野正博士を中心とした若者たちが、こうした問題を社会に提起して地道に活動してくれたおかげだと思います。


五井野正オフィシャルサイトに掲載されいていた新聞記事を書き起こしてみました。判読できなかったところは●にしてあります。

山梨日日新聞(1974年7月17日)記事より引用 
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精進湖"死の海"へ
環境保全団体の調査結果
無酸素状態が続く
基準上回るリン酸イオン



富士五湖のひとつ、精進湖は年々汚染が進んでいるが、富士吉田市内の環境保全自主グループの調査で「湖はリン酸イオンが環境基準をはるかに上回り、しかも無酸素状態が続いており、このままの状態が長く続くと精進湖は生物の住まない死の海になる」とショッキングな調査結果を発表、関係者をびっくりさせている。


調査を発表したのは富士吉田市上吉田に自然環境保全、自然●●などに真剣に取り組んでいる自主グループ”ウィッピー総合研究所”ことしの夏から本格的に富士五湖の自然保護と汚染問題に乗り出した。”ウィッピー”とは同研究所の五井野正さんらが考えた新語で”人間らしさ”という意味。


ことしの五月に同市上吉田に研究所をかまえ、五湖の汚染度、忍野村の地下水の調査、観光客が捨てるゴミの量などの調査に取り組んでいる。


精進湖の汚染問題についても同研究所の水質班が中心になって前から進めていたが、調査が進むにつれて同湖では無酸素状態が続いており、環境基準をはるかに上回るリン酸イオンを検出した。


また同湖に湖底にヘドロ状の土砂が沈殿して水深が浅くなっており、他の四湖とちがい水の動きが少なく無酸素状態に拍車をかけている。夏になれば湖の中央部と●●。また、水面と湖底との温度差が生じ水の動きも活発化するが、ことしは梅雨が長くたいした水の動きも見られないという。


しかし、無酸素状態であるため、富養化で発生したプランクトン、バクテリアなどは死滅して湖底に漂いはじめている。このため、”モ”は育たず、湖水はどんよりして透明度が悪くなっており、水深5mになると完全な酸欠状態になっているという。


同湖では毎年、ヘラブナの大量放流を続けているが、数年前からヘラブナが奇病にかかって死にはじめ、昨年が全滅に近い被害がでた。


ことしになってもその状態が続いており、ウイッピー総合研究所では13日に湖岸に打ち上げられた死んだヘラブナの清掃を実施した。ひどいところでは20m区間に30匹以上も死んでおり悪臭を放っていた。2日後の15日にもヘラブナの死がいの一掃を行ったが、新しく数百匹ものヘラブナが岸に打ち上げられていた。


"モ"も全滅に近い状態で、赤茶けて岸に打ち寄せられている。5、6月ごろには現在を上回るひどさで、魚の死がいで白一色になったこともあった。


五井野同研究所所長は「このままの状態では精進湖は死の湖となってしまう。リン酸イオンが増え、無酸素状態がひどくなっている現在、いくら魚を放流してもすぐに死滅してしまい、イタチゴッコになってしまう。対策としては湖中に空気を送り込むポンプの導入、水質改善などの処置が必要だ。県立衛生研究所でも真剣に取り組んでおり、われわれも15日、環境庁に早急に対策をたてるよう提●した。精進湖だけでなく他の湖も汚染が進んでおり、死の湖から救わなければならない」と●●している。

博士740717記事

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