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都知事候補者への公開質問状

新都知事は小池さんに決まりましたが、築地の移転問題等々一体どうなっていくのでしょうか。

今から40年以上も前に五井野正博士はゴミ問題で都知事の候補者宛に公開質問状を送り、各候補者からの回答が新聞に掲載されています。

各候補者はメーカーと消費者に責任があるということで、行政としての対処については触れられていません。

公開質問状は各候補者の考え方がわかるのでいいですね。

五井野正オフィシャルサイトより


<1975年3月25日 朝日新聞>

ゴミ問題で質問状
知事候補へ若者グループ


富士五湖周辺や道ばたの空きかんを拾い集め、企業へ引き取りを迫るなどユニークな自然保護運動をしている若者の集団「ウィッピー」(人間らしさ)=代表、五井野正さん=は24日、都知事選に立候補したみのべ、松下、石原三候補に、都市のゴミ問題と回収行政について公開質問状を出した。


<1975年4月5日 サンケイ新聞>

ゴミ問題の質問に知事選3候補回答

ゴミ問題を研究しているグループ「ウィッピー」では、ゴミ問題について都知事に立候補している美濃部、松下、石原の三候補に対し公開質問状を出していたが、4日、各候補から回答が寄せられた。
回答は「基本的にはメーカーの負担で回収すべき」(美濃部候補)、「メーカーなどに回収義務を課し、ゴミ焼却によって生ずる熱を地域住民のために活用する」(松下候補)、「ゴミに対する企業の回収責任を明らかにする。そのためのコストは消費者が負担すべき」(石原候補)となっている。


<1975年4月8日 朝日新聞>

回収の回答は不十分
ゴミ質問 知事選の三候補


道ばたの空きかんを拾い集めて企業への引き取りを迫るなどユニークな自然保護運動を続けている若者の集団「ウィッピー」(人間らしさ)は、都知事選の有力三候補にゴミの回収行政について質問状を出していたが7日、入手した回答を明らかにした。

代表の五井野正さんは「三候補分とも、都市のゴミ問題点ではそれなりの回答はでているが、回収行政については十分といえない」といっている。

各候補の回答要旨は次の通り。

【みのべ候補】
空きかん公害については、その方法について複雑な問題もありますが、基本的にはメーカーの負担で回収すべきと考えます。

【松下候補】
これからのゴミ処理は、耐久消費財の生産・販売者に回収義務を課すほか、ゴミ焼却によって生じる熱を地域住民の生活向上のために活用します。また、地域処理を原則とした処理技術の開発、処理場周辺地域の環境衛生につとめます。

【石原候補】
これからの低成長経済下にあっては、アメリカ型の使い捨て経済は大きな反省期んいはいるものと思います。と同時に、このようなゴミに対する企業の回収責任を明らかにする必要があると存じます。そのためのコストは消費者が負担すべきです。




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空きカンからたばこ公害撲滅へ

北海道や岩手県では台風による大きな被害が発生したばかりですが、また新しい台風が近づいてきました。世界的にも洪水、地震、火山の噴火等が、普段は起きないような場所で起きています。今後は想定外のことが起きる可能性が高まっていますので、個々人での準備が必要になると思われます。

時は遡って1975年(昭和50年)、この頃から空き缶と同じくそこら辺中にポイ捨てされていたタバコにも焦点を当てられました。単にタバコを拾うということではなく、寸劇や音楽を交えながらポイ捨てする人たちの意識を変えながら、製造者への製造責任を訴える運動をされ、社会的にも大きな影響を与えました。

電車内や駅構内が禁煙になったきっかけは、このモク拾いにあるのではないでしょうか。


五井野正オフィシャルサイトより
<引用元 1975年3月17日 讀賣新聞>


寸劇とロックの集いで訴える
若者集団「ウィッピー」空きカンやたばこ公害


「昨年は空きカン、今年はモク拾いからー」こんなかけ声をかけて、日曜になると東京の新宿や銀座の歩行者天国、国電車内、駅のホームで投げ捨ての吸い殻を拾っているのがウィッピーの若ものたち。

五人ぐらいで歩き、白の敷布をまとって「空缶(かん)寺」のタスキ。左手に鐘、右手につまみバサミ。チーンと鐘をならしては口をそろえて”タバコ公害、モク拾い”。三人でもこんな寸劇が飛び出す。

一人が語り手になりまず叫ぶ。
「寸劇!第三弾、宮本武蔵より」「佐々木小次郎は武蔵が来るのを今か今かと待っていた」一人がたばこをせわしなく吸ってイライラしている動作。

語り手「その時、武蔵、改札口の方からスタスタやって来た。小次郎それを見て思わず・・・・・・」
たばこを捨てて足で踏む小次郎。その動作ももどかしく、つまみバサミを身構える。やてきた若ものは武蔵。大声で「小次郎!おまえの負けだ」。
「なに」と問いつめる小次郎に「おまえはたばこを捨てた」。襲いかかる小次郎。双方、モク拾いのつまみバサミでチャンチャン。立ちまわって空を切ったとたんバッタリ倒れる小次郎。「たばこさえ捨てなければー」。

寸劇に登場するのはシェークスピアのハムレットあり、おシャカさまあり、幕末の薩長連合、江戸城開城なども。投げ捨てが習慣になった消費者や、火事のもとになるたばこを値上げして増産する専売公社も風刺しているが、こんなコントもある。

空きカンをところかまわず投げるカンタローが駅のホームでこんどはたばこを捨てる。せっせとモク拾いしている駅員のモクタローとのやりとり。

モクタロー「お客さん、たばこ捨てないで下さい」
カンタロー「君はこれを拾うのが仕事だろう?」といって、また平気で捨てる。
モクタロー怒って「どうして捨てるのですか。電車を動かすのが私たちの仕事です」
カンタロー「捨てても、拾ってくれるからクセになっちゃった。あまりにも君たちサービスがモットーだからね」
モクタロー、びっくりしたようによろめく。

「これは私たちの主張でもあるんですよ」とグループの一人、駒澤大学自然保護研究会の大波行平さん。

さきごろウィッピーの代表、五井野正さんらがたばこ公害の被害を受けている国鉄に駅ホームの清掃ストを三日間するように要請する文書を国鉄総裁あてに渡している。

もちろん、これに先だって専売公社には投げ捨て公害のもとになるたばこを五月から値上げまでするのはやめるよう文書で要求もした。

「寸劇はこのような消費者運動の抵抗のしかたの一つです。専売公社は投げ捨て公害を喫煙マナーの問題だけにすりかえているのですから」と五井野さん。今月二十八日、川崎の中原市民会館で空きカン拾いのロックとモク拾いの寸劇の会を開くため、グループは今、忙しく動きまわっている。




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空きかん絶滅、どこまでも がんばる若者の回収グループ


元々素晴らしい音楽の才能の持ち主でもある五井野正博士ですが、単なる空き缶拾いではなく、若者らしくギターでロックを演奏しながら運動をされてました。

今、読んでみると当たり前のことのように聞こえますが、当時はメーカー、行政がお互いに責任の回避をしたためにそこら辺中が空き缶だらけで大変なことになってました。

そんな中、消費者のモラル向上だけではなく、メーカーや行政にもきちんと訴えかけていく若者たちがいたというのは素晴らしいことだと思いませんか?


五井野正オフィシャルサイトより
<引用元 1974年12月11日 読売新聞>


空きかん絶滅、どこまでも
がんばる若者の回収グループ



  あなたに簡単に捨てられて

  人々にも見捨てられ踏みつけられて

  今にも心も体もこわれそう

  やっと見つけられ拾われても

  流れ流れて夢の島


伴奏はギターとカスタネットとハーモニカ。
ロックのリズムに合わせ、空きかんを拾う若者たちが、師走の東京・下町を。

富士山と富士五湖をよごす空きかんを集めて、この夏、コーラ社に一個三円で買い取りを要求したグループ「ウィッピー」の五井野正さん(24)たちがそのかん拾いグループである。

先月は「コーラ国大統領、核だけではなく、かん持ち込み禁止」とデモし、今月は大掃除のシーズンなので、「街や政治の大掃除も大切ですから」とデモる予定。


企業、自治体も無責任
元凶無視し、ただ精神論


拾うかんは一個、アルミなら十グラム、ブリキかんは三十~四十グラム。
この”資源”をめぐって消費者と企業、自治体は激しく空きかんコロジーの火花を散らせてきた。

日本の年間の空きかん総排出量は飲料用に換算してざっと5、60億から100億個といわれる。

「これがゴミとして捨てらるのは資源の浪費、日本列島総汚染。消費者が捨てるときに空きかんとゴミを分けること、むやみに捨てないのはもちろんです。でも飲料、製かん、製鉄の企業側が回収責任をとり、行政側も分別収集、資源回収、公害防止策をとる」ーこれを訴えるための3円作戦であるという。今までは東京・新宿などの山手を中心に歩いてきた。今月は初めて下町を歩く計画である。若ものは約20人。30代が1人、残りは20代で大学生だったり、働いていたり。

東京の町田と三鷹、神戸の三市で昨年あい次いで空きかん介回収の条例や協定が結ばれ、生産一本ヤリの体制に反撃がこころみられた。企業側はいま、PR攻勢に懸命である。

いわく小学生の見た環境汚染白書、東京・池袋の空きかん回収実験報告・・・・・・ぞくぞく発表する。スポンサーの空き缶処理対策協会は製鉄、製かん、ブリキを扱う商社の合計15社。三鷹市の八団地で1個1円50銭でアルミかんの引き取り実験を始めたのが、オールアルミ缶回収協会で、かんメーカー、圧延メーカー、商社16社が母体。

大手の清涼飲料会社は食品容器環境美化協議会をつくり、町田、神戸の両市で空きかんの回収実験をしている。資源としてのリサイクルのソロバンをはじき、一方では美化運動、しつけ、モラルの精神攻勢をかけている。

小学生の見た環境汚染白書づくりには2000万円をかけたという。動員された小学生が1440人、関東の一都六県から汚染地区12カ所を選び、空きかん回収の記録を集めた。東京・葛飾では100平方メートルでなんと688個も拾った例があり、「だれが汚すのか」「どうしたら良くなるのか」のアンケートやシンポジウムも。

小学生の中からは「47kmの多摩川河川敷を管理する清掃人が11人しかいないために、ぼくたちの公園には1週間に一回しか来れず、それも一人から二人しか来れないでは散らかるのがあたりまえだと思う。また企業は機械でガチャンと売りっぱなしにしておいて回収や清掃に対して無責任な所があるようです」という発言もあった。

あとは「家庭のしつけ」「親のしつけが悪い」。ところが「児童が目撃した犯人像」となるとキャンペーンの主催者によって細かくまとめられている。

4分の3は男で圧倒的に多く、二十代後半から三十代が7●%で「歩きながら捨てた」が43.8%、座った所、食事、求刑した所に置き去り、三位が車からの投げ捨てで15.8%・・・・・・。

五井野さんたちは言う。「使い捨てを前提に今でも生産している企業、富士山にまで空きかんを埋めている自治体が、美化だ、やれ清掃だといっても偽善ですね。押しつけられるモラルには抵抗を感じます。私たちのモラルですか?捨てられている空きかんを拾って、製造者に渡して責任を問いながら、同世代のモラルをつくっていく、ということです」

今月下旬には空きかんコロジーの本「ウィッピー」(ウイ・アー・ゴーイング・ツゥ・ヒッピーにハッピーの意味をこめている)を出版するという。

自動販売機から出る清涼飲料水を一番多く飲んで、使い捨て時代に育った若ものたち。”空きかん”に挑んでみたものの、国もメーカーも消費者たちさえ彼らの考えるような、クリーン作戦にはそう簡単に応じてくれないのが現実のようだ。師走の風の中に、ギターがひびき、カスタネットが空しく鳴る。けれど、若ものたちは歩みを止めない。師走も新春も、彼らはどこまでも、いつまでも、歩き続けていくだろう。

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富士山周辺に空き缶のプレス機設置を約束

7月1日は富士山の山開きですが、1974年当時は富士山の五合目に空き缶の埋め立てをしていたようです。

企業に対して空き缶運び込みの実力行使と粘り強い交渉をしたことで、富士山五合目、精進、西湖、山中湖の四ヶ所プレス機が設置されることになりました。その様子がマスコミで報道され、空き缶を買い取る業者がすぐに現れ、さらに空き缶問題が全国にクローズアップされることに。

現在のように空き缶を回収してリサイクルするようになったきっかけは、五井野正博士をはじめとするこの若者たちの運動であることに間違いありません。

もしこの運動がなければ、日本はゴミだらけのままであったかもしれません。

五井野正オフィシャルサイトより


<引用元 1974年8月30日 朝日新聞>

プレス機設置約束
空きカン処理でコカ・コーラ「実をとった」と若者


空きカン回収運動を進める若者たちが東京・渋谷四丁目の「日本コカ・コーラ」社に「自分たちが拾い集めた一万個を一個三円で買い取れ」と要求した”攻防戦”は29日、若者たちと、会社側との「熱い論争」となった。

会社側が山中湖畔などに空きカン処理のプレス機械を設置する約束をしたので、若者たちは空きカンを満載したトラックで同社に乗り込む「実力行使」はやめたが、買い取り問題での双方の意見は食い違ったまま。守る会社側も懸命だった。
若者たちのリーダー、山梨県富士吉田、無職 五井野正さん(23)と日本コカ・コーラの大崎直忠広報部長は午前九時半から二時間以上、同社で話し合った。

「ものを道に捨てると刑法で厳しく罰する国もある。それに自治体のゴミ回収、処理能力がシステム化され、強力にならなくてはだめなんだ。処理能力のないわれわれに持ってこられても、どうしようもない」と大崎部長。

「現在の自治体の処理能力には期待できない。東京都でさえ、プレス機械を完備するのに2年かかる、と私に回答した。それを待っていたら大変なことになる」と五井野さん。

マクロとミクロの視点の違い。理想と現実のギャップ・・・・・・。そのうち会社側が「きみたちの運動の趣旨そのものには全く賛成なのだ」と富士山五合目、精進、西湖、山中湖の四ヶ所にプレス機械を設置する約束をした。空きカン運び込みの実力行使にでると警察ざたになる予測もあって、若者たちも一応、その条件を受け入れた形で、国電渋谷駅に待機させていたトラックを会社に持ち込むことは中止した。

この朝、同社には騒ぎを知ったスクラップ業者から「鉄クズの値があがっているので引き取らせてほしい」という問い合わせが5件。若者たちの1.5トン車と業者の4トン車は午後1時すぎ渋谷区神南2丁目の国立屋内総合競技場前で合流、カンは業者に引き取られた。スクラップの末端価格から計算した結果、総額5千円だった。

一方、訪れた報道陣に大崎部長が、資料や映画を見せながら「外国で金を払って空きカンを引き取ってみたら、7%しか回収できなかった例があるんです。1個3円なんて、年間60億円もの費用です。いくらが適当なのか、われわれは5年も前から研究してるんですよ」と、ぶ然とした表情。

若者側は「名を捨て、実を取ったような感じで・・・・・・。これからどう運動を進めるか、しばらく休んで考えます。とにかく疲れた」と、さえない顔つきだった。

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空きカンで攻防戦、若者が企業に買い取り要求

1974年8月29日の朝日新聞の記事です。拾い集めた空き缶一万個をメーカーに持って行き買い取りの交渉をしますが、企業側は空き缶公害は消費者と行政の責任と突っぱねます。記事を読むと本当にドラマですね。この後どうなるのでしょう。

テレビではウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の番組を放映していましたが、五井野正博士は暴力を使わない実力行使です。

五井野正オフィシャルサイトより

空きカンで攻防戦
若者が企業に買い取り要求


若者 収益は美化運動に使う 「1つ3円で1万個」
企業 「心ない人々の仕業」買い取れとは・・・短絡的


道ばたに落ちている空きかんを、せっせと拾い集めた若者たちがいる。その若者たちが「会社はもうけるだけでなく、後始末もしろ」と企業の責任を問うことにした。

拾った中からコカ・コーラ、ファンタの空きかんなど一万個を選び、29日、東京・渋谷四丁目の「日本コカ・コーラ」にトラックで持ち込んで、買い取るよう要求するという。が、当の会社側は「ちょっと短絡的すぎやしませんかねェ」。空きかん回収を企業に義務づける自治体も現れた昨今、この攻防戦の結末は?

若者たちは山梨県富士吉田市上吉田の無職、五井野正さん(23)を中心とする「ウィッピー」という名のグループ。メンバーは十人前後だが、6月以来、新宿ー銀座など東京、川崎、富士五湖周辺で9回の「歩け歩いて回収運動」を行い、これまでに7万個を集めた。

そもそもは「富士五湖をきれいにしよう」というのが目的だった。今月1日の山中湖祭では空きかん3万個で「空きカン寺」をつくり、供養した。東京都、橫浜、川崎市にかんのプレスを頼んだり、湖の周囲にゴミ箱を置く、などの活動を細々と続けている。

高校卒業後、仏、独、北欧三国を回った五井野さんは、ストックホルムで、「市民の自然を守る運動」の強さ、確かさを実感した。それが、初め、恥ずかしがったりもした空きかん拾い運動の動機だった。

企業に持ち込むことにしたのは「消費者や自治体にも責任はある。しかしかん公害の最大のがんは、回収を考えない会社の無責任さだ」と、みんなが考えたためだ。富士吉田市内につくった「空きカン墓地」に保管している約3万個を3人で3日かかり、分別してみると、コカ・コーラ類が一番多い。五井野さんは今月22日、日本コカ・コーラを訪ね抗議文を手渡した。

同社で五井野さんが「ひとつ3円で買い取って欲しい」と要望した。3円という値は「汗を流した自分たちの●●からつけた。断じてまけられない。収益は美化運動に使う」と主張する。

むろん、会社側にも言い分がある。同社が5年前から全国に設置し続けたゴミ箱が3万を超える。企業が集まって独自の回収運動もしているという。

同社の大崎広報部長は「空きかん公害って、何なのでしょう。一部の心ない消費者が道路などに捨てるのをさすなら、その人たちにやめさせればいい。自治体の処理能力が追いつかず、他のゴミとまざって散乱しているなら、自治体の問題じゃないですか」「ひとつ3円だなんて・・・。短絡的というか、理解できない」という大崎部長は、問題の1万個をどう処理したものか考えあぐねている。

結論の出ぬまま、29日朝、五井野さんんと大崎部長が同社で面会する。話し合いの如何にかかわらず、空きかんを満載したトラックは午後1時、同社にやってくるはずだ。

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消費者連盟の機関誌に掲載された空き缶問題

1974年、空き缶等の環境問題に対して運動を行っていた当時の五井野正博士の思いが掲載されいている
日本消費者連盟発行「消費者リポート」第189号 (1974年8月27日発行)の記事をご紹介いたします。

当時の日本はトラック100万台分100億個もの空き缶を埋立とか、本当に酷い状態でした。こんなことを続けていたら、確かに日本中がゴミで埋まってしまいますね。その流れを止めるべく社会に対して大きく影響を与えたのが、五井野正博士をはじめとする若者のグループでした。

メーカー、行政、消費者それぞれがどのように行動することで、資源でもある空き缶の問題が解決するのかを明確に示されています。


五井野正オフィシャルサイトより

空カンは企業にお返ししよう!

私たち若者は、ウィッピー(人間らしさ)をめざして、そのための必要条件をひとつひとつ確保していこうとしている自由なあつまり(会員20人、平均年齢22歳)です。

ウィッピーの若者たちは、まず日本の象徴である富士の周辺からウィッピーなる環境を作ろうと富士吉田市に総合研究所をおいて、五湖の水質調査や自然環境運動を行ってきました。

ウィッピー運動のテーマの中に廃品再生利用運動というものがあります。これは、この地球をゴミでうめないようにということで、そのひとつに空カン回収運動というのがあります。

空きカンは現在ゴミであり、東京都においては周知のとおり夢の島に捨てられており、横浜市や富士吉田市のみならず、富士山五合目においてでも同様な方法を用いています。

学者や議員によって構成されている東京都の清掃審議会においても空きカンと空きビンだけは適正処理困難物から除外されており、企業による回収責任を問わなくなったことは、空きカンを依然としてゴミ視している行政の立場が貫かれているわけです。

日本の年間空きカン総排出量は、54万5千トンと言われ、飲料用の空きカンに換算すると100億個近くも捨てられていることになります。

これはトラック約100万台分の量です。空きカンのプレスしたものをCプレスと言い、市場問屋の売買ではトン2万円ぐらいで今の相場ですから年間100億円強の金がむだに消えていく結果になります。

また、問題は、資源の面だけでなく、空きカンがブリキによって作られており、当然それはスズが含まれており、有害なスズが地中に蓄積され、またゴミと一緒に焼却されることによって大気中にばらまかれることになります。

PCBが問題になったのがそれが有毒であるばかりでなく残留性が強いからであり、その点からも、空きカン問題は美観、資源そして公害問題としていいはずです。

私は富士五湖の湖水が年々増加していく空きカンの毒性によっていつしか魚が住めなくなっていく心配を感じるのです。

この運動には”3つの責任”というものを明確にしていく必要があります。

ひとつは、消費者側も空きカンをゴミと選別し、むやみに捨てないこと、ひとつは、企業側でも飲料メーカー・製カンメーカー・製鉄板メーカーの責任所在をはっきりし、回収責任を明確にすること、ひとつは、行政も分別収集、プレスするなりして、資源回収と公害防止という観点から問題解決に努力すること。

都の清掃審議会はそういう立場で再検討するべきです。

また企業に対しては責任回避を行わせないために各メーカー別に分けた空きカンを各企業に玄関前に”お返しする”という消費者の立場を主張すべきであると思います。

そこで、私たちウィッピーは、富士山五合目や周辺の湖に捨てられていた空きカン3万個(うちプレスしたのが2万5千個ぐらい)によって作られた「空きカン寺」(写真・8月5日の河口湖上祭りに出品)の分はすでに各メーカー別に分別用意してあります。

さらに富士五湖において空きカンを集め、また、連盟やゴミ問題に取り組んでいる人たちに呼びかけ、歩け歩け空きカン回収運動をしたり、それを全部集めて一度に企業の玄関の前に持っていこうではありませんか?

私たちのまわりに捨てられている空きカンは当然その製造者に渡すのが道理であり、その運動を定期的にくりかえすことによって企業はいやが応でも責任を問われるのです。

この運動に1万人が参加すればらくに50万個ぐらいは集まります。

これは東京都内の1日の排出量にもおよびませんが、それでもトラック50台分の量になるのです。
(ウィッピー総合研究所所長 五井野正) 

消費者リポート



いつの時代も世の中も変えていくのは若い人たちの情熱とパワーですね。


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五井野正博士の空缶拾い運動の流れ


五井野正博士が、北欧から帰国後、1974年6月~1980年1月までに掲載された主な記事の見出しをまとめてみました。
これを見ると、富士五胡の水質調査からはじまった空缶拾い運動が、ただ空缶を拾うだけの美化運動ではなく、広い意味でのリサイクルに繋げるための運動であったことがよくわかります。

空缶は資源という視点から空缶で船をつくり海に浮かべたり、ギターでロックを弾きながら沿道の人々に訴えかけたり、当時のゴミ問題をクローズアップしながら様々な活動をされてきました。

それでも企業側がきちんとした対応をとらなかったことから「かん軍」を結成。京都から東京まで約650kmもの距離をリヤカーを引いて歩きながら、10万個の空缶を拾い集め、各製造メーカーに引き取らせることに。

普通の人ならまず敬遠するような、誰もなし得ない気の遠くなるような活動を地道にされてきたことに尊敬の念しか出ません。

空き缶を拾っている道中マスコミはよく報道をしましたが、町田市に入り企業責任の追及という運動になった途端、バッタリ報道しなくなったそうです。スポンサーが強いということでしょうか。

また「資源リサイクル法」を国会で制定して欲しいことも訴えられています。

今でこそ、きれいな国と言われている日本ですが、1970年代はゴミと公害だらけのひどい国でした。

五井野正博士を中心とする若者グループが、社会に訴えかけ、企業に実力行使をしながらも人々の意識を変えてきたことが、今日のきれいな日本に繋がっているのだと思います。

今では空缶をポイ捨てする人はほとんどいないと思いますが、人の意識を変えるということがいかに大変で大切かということがわかります。

1980年、空缶公害を訴えたこの運動の写真が、小学校の社会科の教科書にも掲載されました。

この頃に『七次元よりの使者』第0巻がベストセラーとなり、16音階のレコードも発売されています。

五井野正オフィシャルサイト』の「日本の新聞と雑誌」から引用
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1974/6/11 山梨日日新聞 「空きかん公害」追放へ ゴミ箱を設置し回収運動

1974/7/17 山梨日日新聞  精進湖 死の湖へ 環境保全団体の調査結果 無酸素状態が続く

1975/3/17 読売新聞  寸劇とロックの集いで訴える 若者集団「ウィッピー」空きカンこやたばこ公害

1975/3/25 朝日新聞  ゴミ問題で質問状 知事候補へ若者グループ

1975/4/1  高一時代  空カン公害に挑戦する 若者集団”ウィッピー”

1975/4/5  サンケイ新聞  ゴミ問題の質問に 知事選3候補回答

1975/4/8  朝日新聞  回収の回答は不十分 ゴミ質問 知事選の三候補 

1975/4/11 朝日新聞  きょう空かんの買い取り交渉 新日鉄へ

1975/4/11 読売新聞  ”空きかん公害の責任とれ”新日鉄に売り込み 富士山ろくで集めた1.5トン

1975/4/14 サンケイ新聞  ロックで美濃部サーン

1975/4/16 内外タイムス  アキ罐公害 五井野正さん

1975/4/19 ●●タイムス  ロックで空カン公害と闘う男 ヤング集団「ウィッピー」は訴える ”美しい日本”を返せ トラックに満載 新日鉄を奇襲

1975/5/4  サンデー毎日  珍クリーン運動 われらウィッピー空カンとモク拾いにパリへ行く シャンゼリゼ通りでデモを

1975/5/8  週刊サンケイ  東京都知事選で有力三候補にゴミ回収問題で質問状を提出

1975/6/1  月間廃棄物

1975/8/1  青年      ゴミ公害にユーモアで挑戦! ゴミ公害を一掃しようち、空缶、タバコのス吸い殻を拾い続ける若者たちがいる。

1975/8/13 日刊スポーツ  ウィッピー 空きカンを憂いロックに酔う 人間らしさを求め・・・河口湖畔にヤングの”城”

1975/12/4 内外タイムス  中ピ連・榎サンに迫る男  話題追跡 ギターを片手に「空カン」公害を叫ぶ男の集団ウィッピーの「ある計画」

1975/12/13 日刊スポーツ ウィッピーが自作レコード

1975/12/14 朝日新聞  アキカン号スーイとは行かず 精進湖でテスト カン集め電気起こしたがパワーが足りない!
1975/12/15 朝日新聞  あきかん号”座礁” モーター不調でも意気盛ん

1975/12/15 毎日新聞  空カンが船の動力に?・・・ 川崎の若者グループが実験

1976/1/19  サンケイ新聞 廃物ばかりの「空きかん号」夢はドーバーへ 新宿 若い冒険野郎がつくる

1976/1/28  内外タイムス 空缶公害追放に自費でコマソン 20名さまにレコードを進呈

1976/2/5  山梨日日新聞 富士山美化にと寄付 ウィッピーの五井野さん

1976/2/29  サンデー毎日 公害を鬼ヶ島に叩き返せッ! UFO見た人 霊感のある人 スプーンを曲げられる人大歓迎

1976/3/1  Messe3  進め!空カン号 若者グループ”ウィッピー”の公害反対運動

1976/6/13  朝日新聞  空きカン船でドーバー横断の夢 沖縄海洋博物館のお祭り広場前で進水式をした「空きカン号」

1976/6/14  東京新聞  空きかんで作った”かん電池”で船を走らせるという実験が若者不ループの手で進められている せっかく集めても最後は夢の島に投棄されてしまうのでは、と

1976/9/8  朝日新聞夕刊 ゆったり探る邪馬台への道 海路は「空カン」帆船 道中、施設放送局で”中継”も

1977/1/1  NewBreed 『七次元よりの使者』の紹介 不思議な小説、宇宙の叙事詩

1977/1/10  レジャー&アドベンチャー 朝鮮海峡ドラム缶で横断

1977/4/1  月刊東京タウン情報  スペースさえあればあとは要らない 人間にとって祭りというのは大切なもので、それが特に都会では失われている・・・

1977/9/1  月刊東京タウン情報  現代の観音行・・・<ウィッピー文明>創刊号

1977/12/1  東京情報  若者は何者なのか 七次元よりの使者・第0巻 五井野 正

1978/8/30  サンケイ新聞夕刊 東海道を清掃行脚の旅 京都からリヤカーを引いて 「空きかんのポイ捨てはダメ!」京都・五条大橋を出発する「ウィッピー」のメンバーたち

1978/8/30  京都新聞夕刊 「洛中洛外」

1978/8/30  朝日新聞 京都版 資源再生訴え行脚 空きかん積み京都出発

1978/8/30  毎日新聞  空きカン回収行脚へ  リヤカー引き追放訴え ウィッピーの会

1978/9/1  毎日新聞  空きカン回収行脚 湖国へ

1978/9/2  京都新聞滋賀版 「缶軍」近江路を行く 大津ー京都間 空きかん3500個拾う

1978/9/6  中日新聞  人間性の回復訴え リヤカー引き15人 きょう岐阜へ あるわあるわ1日三千個も

1978/9/8  岐阜日日新聞西濃版 空きかん公害追放 拾い集め”東海道行脚” 瑞浪の若者ら15人 大垣などで「運動」PR

1978/9/10  朝日新聞  空きかんの回収 京都から東京まで リヤカー引いて若者15人

1978/9/15  中日新聞  資源無視の姿勢追求 空きかん拾いの一行が豊川入り

1978/9/23  朝日新聞 静岡版 空きかん征伐 「缶軍」が行進 道々、集める十万個 来月上旬東京入り 業者との交渉の”武器”

1978/10/1  サンケイ新聞 リヤカーひいて”天下の険”へ 空きかん拾いの若者たち

1978/10/1  神奈川新聞 若者が空きかん集め 京都〜東京間をリヤカー行脚 小田原へ メーカーの責任追及へ

1978/10/1  東京新聞  京都から箱根入り 空きかん公害の追放軍

1978/10/2  朝日新聞  ”かん軍”東京に迫る 空きかん拾い集め「企業責任」追求へ 19人の若者、京都から行進

1978/10/2  読売新聞 山梨版 「歩け、歩いて空きかん回収運動」グループの十人 京都ー東京行脚の途中で県内入り

1978/10/2  朝日新聞 「逆光線」

1978/10/4  朝日新聞  富士周辺の保護が縁 ”かん軍”故郷を再訪 かんは再利用できる資源 企業の消極さにカンカン

1978/10/6  朝日新聞  京都→東京600キロ 空きかん公害へ抗議 「かん軍」第一陣町田にゴール

1978/10/6  読売新聞  空きカン大事の”罐軍”

1978/10/6  読売新聞  空きカン拾い、リヤカーの旅 ”缶軍”12人 町田に到着 京都から650キロ、10万個集める

1978/10/20 朝日新聞 「青鉛筆」

1978/10/24 東京タイムズ ”缶軍”戦果十万個 回収活動のグループ 東海道を歩いて集めてきた空きカンの山を運び込む若者たち

1978/10/24 報知新聞  京都→東京 回収約4万個 空きカン、リヤカーに18台 若者グループ、販売事後責任を問う

1978/10/24 毎日新聞 「雑記帳」

1978/11/4  朝日新聞 「論壇」 空きかん公害と戦おう 「一時預かり金」の義務づけも必要

1978/11/21  社会新報 「くろーずあっぷ」 「缶軍」のリーダーとして空カンを回収しながら東海道を歩いた 五井野正さん

1979/1/7  消費者リポート リサイクル 空缶は企業にお返ししよう!! なぜ缶軍を結成したのか ウィッピー代表 五井野正

1979/2/1  東京情報  ”文化の場”を模索 グループ”ウィッピー”

1979/5/16  日刊スポーツ 七次元よりの使者 ベストセラーなぜ冷遇 宗教団体の声もあるが・・・姿なき使者が圧力!?

1979/6/23  朝日新聞夕刊 かん公害追放 『空き缶号』ゆっくり進水 無策の行政飲料メーカー 根くらべ一応終わる

1979/6/23  朝日新聞夕刊 かん公害追放 「空缶号」で"最後”のデモ  東京のグループ 拾いまくって五年

1979/6/24  朝日新聞  紙上討論 どうする空きかん公害 再利用のあり方急げ ”四位一体”の総力戦を

1979/7/2  信濃毎日新聞 「ベストセラー診断 」七次元よりの使者(第0巻)五井野正著 奇想天外な地球危機 値段350円、見事な商才

1979/7/28  朝日新聞 「天声人語」

1979/8/22  奈良新聞 「新刊紹介」 七次元よりの使者 第0巻 五井野正著

1979/11/1  学研4年の科学 あきかん号 あきかん電池で海へ乗り出す

4年の科学

空きカン号1

空きカン号2

1979/12/1  青春catalog 七次元から地球に舞いもどった男・五井野正の声! 空缶回収運動は一応ケリをつけた。今度はレコードに宇宙音を詰めた!

1979/12/15 朝日新聞 年末にいかが企画レコード 七次元よりの使者 発売前から問い合わせがあいついだ珍しいレコード

1979/12/25 ビックコミック 16音階の7次元サウンド!! 五井野正グループ演奏の『7次元からの使者』

1980/1/3  週間平凡   16音階を使えば本当に宇宙の声が聞こえる!? 世界初の試みに挑戦した五井野正

1980/1/15  小学校の社会科5年 自然をこわす鉄や石油 あきかん公害をうったえる人々

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記事は全て『五井野正オフィシャルサイト』の「日本の新聞と雑誌」から引用しております。記事の詳細はそちらをご覧ください。



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